雇用保険助成金 申請代行2

助成金-アイキャッチ 助成金

雇用保険に基づく助成金を申請代行できるのは社労士だけです。


社労士のみが申請代行できるのだから、

社労士事務所の事務員は 申請代行できるのか?
社労士登録できる弁護士は 申請代行できるのか?
申請代行しなければ 申請書の作成は無資格者でもできるのか?

という問題が実は生じます。



Q1.社労士事務所の職員(社労士登録なし)

 は 社労士の代わりに申請代行できるのか?



A1.できません。


全国社労士会連合会 も 労働局も できない と断言します。




分かりやすいのは、
弁護士事務所の事務員が 非弁行為で捕まる という事実です。

事務員自身が弁護士資格を持っていなければ、
事務員が弁護士の代わりに依頼人の相談対応をすれば 捕まりますよね。

社労士も一緒なんです。 無資格事務員には申請代行する権限はありません。

無資格事務員ができることは、有資格者の補助だけ。
その補助に申請代行は絶対に含まれないのです。





にもかかわらず 不思議な話ですが、

鹿児島県では 無資格社労士事務所事務員が 社労士に代わって申請代行しております。

鹿児島県社労士会 副会長に通報しているのですが いまだに無資格者が申請代行しています。

早く捕まることを祈っておりますが、 肝心の鹿児島県警が・・・

https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20240618-OYTNT50035/


トホホでございます。



Q2.社労士登録していない弁護士

 は 申請代行できるのか?



A2.できません。

 厚生労働省 本局は できない と断言します。

 理由は社労士でないからです。



 ところが、現実には 社労士登録せずに申請代行している弁護士もいるようです。


 以前、弁護士に聞いた話ですが、

 ふつうの個人弁護士は
 税理士登録できるけど、税理士登録しない。
 社労士登録できるけど、社労士登録しない。

 そうです。

 なぜなら、 弁護士だけで経営できないの?と思われると安くみられる からだそうです。


 大手弁護士法人は、顧問先へのワンストップサービスの提供のために
弁護士以外の士業者も採用している ようですが、

 個人事務所の弁護士が 社労士も税理士もしている場合は、 要注意なのかもしれません。




Q3.申請代行しなければ 申請書の作成は無資格者でもできるのか?



A3.できる余地がある。

 書類作成だけであれば できる余地がある そうです。



 但し、社労士法違反に該当する証拠を見付けたら、

 社労士会が警察と協力して 逮捕・罰金を求めますので

 無資格者が 言い逃れすることは無理だと思います。

 裁判して高額な弁護料払ってまで 違法行為を行うメリットは感じません。