Q.相続手続きの各処理段階でどんなことに気を付ければいいですか?
A.主だったポイントを3回に分けて紹介します。今回は1と2について回答します。
1.被相続人の死亡 : 相続の発生
元気なうちに、遺言書を作成すること。
元気なうちに、後見人制度を活用すること。できれば、遺言執行人も指定しておくこと。
被相続人がその財産の分割案を特定することで 争族トラブルの回避可能性はあがるようです。
2.被相続人が作成した遺言書の有無の確認
公正証書遺言が最も有効と言われていますが、
書き直しのしやすい 自筆証書遺言 をお勧めしています。
但し、自筆証書遺言を作成したら、その存在を信頼できる誰かに伝えなければ
もし 遺言書が見付からなければ、意味がなくなるかもしれません。
せっかく書いた遺言書を見付けなかった 相続人たちが悪い
とは言えません。
どこにあるか分からない、存在するか分からない遺言書を探せ というのは嫌な難題です。
遺言執行人を指定しておくことで防げるトラブルは防ぎましょう。