相続Q&A15(相続の処理の流れ 補足1)

相続-アイキャッチ 相続

Q.相続手続きの各処理段階でどんなことに気を付ければいいですか?
 

A.主だったポイントを3回に分けて紹介します。今回は1と2について回答します。

1.被相続人の死亡 : 相続の発生

 元気なうちに、遺言書を作成すること。
 元気なうちに、後見人制度を活用すること。できれば、遺言執行人も指定しておくこと。

 被相続人がその財産の分割案を特定することで 争族トラブルの回避可能性はあがるようです。



2.被相続人が作成した遺言書の有無の確認

 公正証書遺言が最も有効と言われていますが、
 書き直しのしやすい 自筆証書遺言 をお勧めしています。

 但し、自筆証書遺言を作成したら、その存在を信頼できる誰かに伝えなければ
 もし 遺言書が見付からなければ、意味がなくなるかもしれません。

 せっかく書いた遺言書を見付けなかった 相続人たちが悪い
 とは言えません。

 どこにあるか分からない、存在するか分からない遺言書を探せ というのは嫌な難題です。


 遺言執行人を指定しておくことで防げるトラブルは防ぎましょう。